クローズアウト・ネッティング
Close-out Netting
デフォルト等の早期終了事由が発生した場合に、関連する複数の取引を一括して早期終了させ、正味(ネット)の清算金額のみを支払う契約メカニズム。ISDAマスター契約や清算契約で広く用いられ、破綻時のカウンターパーティリスクを大幅に削減する。
A contractual mechanism whereby, upon an early termination event such as a default, multiple related transactions are terminated at once and only the net settlement amount is paid. Widely used in ISDA master agreements and clearing agreements, it dramatically reduces counterparty risk in the event of a failure.
相対の市場では、参加者は取引相手ごとに債権債務の線を持ち、一社が破綻すれば受け取るはずだった資金が途絶えて、その先の支払いにまで支障が及びます。純額でのエクスポージャーが認められるには、この一括清算が破綻時に法的に有効でなければなりません。この約束は取引のたびに結ぶのではなく、あらかじめ交わしておく基本契約の中に条項として置かれるのが実務です。それを確かめるのがネッティング・オピニオンで、国境をまたぐ取引では、取引相手の設立地や契約を支配する法律の組み合わせごとに確認が要ります。相殺という単純な計算は、複雑な法的確認の上に成り立っています。そして相殺できる範囲は相手ごとに閉じており、参加者をまたいで純額へ畳むには、清算機関への集約が要ります。
- 正式名称
- Close-out Netting
- 分類
- 基礎概念
- 関連語
- Netting、ISDA
この語はクリアリング用語集の一項目です。柳沢 俊『デリバティブ・クリアリングのすべて』(M∀NUS PRESS)初版の巻末用語集にある語です。 This term is an entry in the Clearing Glossary. It appears in the glossary at the back of the first edition of Shun Yanagisawa's book (M∀NUS PRESS).
英語の説明は同書の英語版の巻末用語集から採りました。The English definition is drawn from the glossary at the back of the English edition.
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