エクスポージャー
Exposure
ある時点で取引の相手(またはCCP)が支払いや引き渡しを履行しなかった場合に、自分がどれだけの価値を失うかを示す量。保有するポジションの時価評価の変動に応じて増減し、複数の取引を相殺するネッティングや担保の授受によって圧縮される。清算の文脈では、相対で取引相手ごとに分散していたこの量が、清算機関一つに対する量へ集約される点が特徴。
The amount of value one party stands to lose if a counterparty (or the CCP) fails to perform, at a given point in time. It moves with the mark-to-market value of open positions and is compressed through netting and collateral.
清算の文脈でこの語が指すのは、取引の相手が期限までに支払いを果たせなかった場合に自分がどれだけ失うか、という量です。相対で取引していた時期には、その量は取引相手ごとに個別に積み上がっていましたが、清算機関が間に立つことで、多数の相手に対する量が清算機関一つに対する量へと集約されます。集約された量は、複数の取引を相殺することでグロスからネットへ圧縮され、圧縮の度合いは担保の授受や資本の負担にも直接影響します。ブローカーが顧客との間で資金の受け渡しに時間差を許容する場面でも同じ量が生じており、入金が完了するまでの間、ブローカーは顧客に対してこの量を抱え続けることになります。
- 正式名称
- Exposure
- 別表記
- リスクに晒される金額/カウンターパーティ・エクスポージャー
- 分類
- 基礎概念
- 関連語
- Counterparty Risk、Netting、Close-out Netting、CEM、IM、VM
この語はクリアリング用語集の一項目です。柳沢 俊『デリバティブ・クリアリングのすべて』(M∀NUS PRESS)には無く、公開している稿のために足した語です。 This term is an entry in the Clearing Glossary. It is not in the first edition of Shun Yanagisawa's book (M∀NUS PRESS) and was added for a published piece.
英語の説明は、日本語の定義に合わせてこの用語集のために起こしました。The English definition was written for this glossary to match the Japanese one.
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