マージン・レバレッジ
Margin Leverage
想定元本額を当初証拠金で除した比率で、証拠金の水準が実質的にどれだけの倍率のポジションを許容しているかを表す。証拠金として差し入れた分を除いた残りは実質的な借り入れとみなせるため、証拠金の水準が上がれば許容される倍率は下がり、下がれば上がる。同じ証拠金の数字を、必要な担保の大きさではなく許容される倍率として読み替える見方である。
The ratio of a position's notional value to the initial margin backing it, indicating the leverage that the margin level implicitly permits. A higher margin requirement relative to notional value corresponds to lower permitted leverage, and vice versa.
証拠金の所要額は、通常「損失に備えてどれだけ差し入れる必要があるか」という向きで語られます。同じ数字を反対側から見ると、想定元本に対して証拠金がどれだけの比率になっているかが浮かび上がり、そこから実質的に許容されている倍率を読み取ることができます。証拠金として差し入れた額を除いた残りは、実質的に借り入れているのと同じ構造だからです。証拠金の水準が引き上げられれば、この比率は自動的に縮み、同じ想定元本を維持するには追加の担保を積むか、持ち高そのものを縮めるかの選択を迫られます。証拠金の水準を決めることは、参加者がどれだけの倍率でポジションを持てるかを、同時に決めているということです。
- 正式名称
- Margin Leverage
- 分類
- 証拠金
- 関連語
- IM、Procyclicality、BIS
- 出典
- 公式サイト ↗
この語はクリアリング用語集の一項目です。柳沢 俊『デリバティブ・クリアリングのすべて』(M∀NUS PRESS)には無く、公開している稿のために足した語です。 This term is an entry in the Clearing Glossary. It is not in the first edition of Shun Yanagisawa's book (M∀NUS PRESS) and was added for a published piece.
英語の説明は、日本語の定義に合わせてこの用語集のために起こしました。The English definition was written for this glossary to match the Japanese one.
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