適格中央清算機関
QCCP — Qualifying Central Counterparty
バーゼル規制の自己資本比率計算において、銀行が持つ取引エクスポージャーに原則として2%という低いリスクウェイトが認められる中央清算機関。国際的なリスク管理基準を満たし、監督当局から適格と認定されたCCPを指す。すべての清算機関が自動的にこの扱いを受けるわけではなく、適格性の有無によって銀行が負担する資本の額が大きく変わる。
A central counterparty that meets internationally recognised risk-management standards and is formally recognised by its supervisor. Under the Basel framework, a bank's trade exposures to a QCCP attract a risk weight of 2% in principle, far below the treatment applied to bilateral or non-qualifying exposures.
すべての清算機関が、銀行の資本上同じ扱いを受けるわけではありません。バーゼル規制のもとで、取引エクスポージャーに原則として2%という低いリスクウェイトが認められるのは、国際的なリスク管理基準を満たし、監督当局から適格と認定された中央清算機関に対するものに限られます。この認定を欠く清算機関との取引は、相対取引に近い重い資本負担のままです。したがって銀行がどの清算機関で清算するかという選択には、流動性や手数料の比較だけでなく、その清算機関が適格と認定されているかという規制上の線引きが働きます。ネッティングによる純額化が実際の資本効率の向上として現れるかどうかも、この適格性の有無に懸かっています。
- 正式名称
- Qualifying Central Counterparty
- 別表記
- 適格CCP/適格清算機関
- 分類
- 規制・制度
- 関連語
- CCP、CVA、SA-CCR、Netting、Multilateral Netting
- 出典
- 公式サイト ↗
この語はクリアリング用語集の一項目です。柳沢 俊『デリバティブ・クリアリングのすべて』(M∀NUS PRESS)には無く、公開している稿のために足した語です。 This term is an entry in the Clearing Glossary. It is not in the first edition of Shun Yanagisawa's book (M∀NUS PRESS) and was added for a published piece.
英語の説明は、日本語の定義に合わせてこの用語集のために起こしました。The English definition was written for this glossary to match the Japanese one.
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