サバイバー・ペイ
Survivors Pay
デフォルト・ウォーターフォールのうち、破綻者自身の証拠金・拠出金とCCP自己拠出金(SITG)を費消してもなお残る損失を、非破綻参加者の清算基金で埋める段階。相互化とも呼ばれ、清算参加者が平時からあらかじめ共同で積み立てておいた資金が充てられる。かつては生存者が損失を上限なく事後分担する方式もあったが、予測不能な負担は連鎖破綻を誘発しかねないため、現代のCCPは相互化の対象にも追加拠出にも上限を設ける設計を採る。
The stage of the CCP default waterfall in which losses that exceed the defaulter's own margin and default-fund contribution, and the CCP's own skin-in-the-game, are absorbed by the default fund contributions of non-defaulting members — also referred to as mutualisation. Because an uncapped, after-the-fact sharing of losses can itself trigger further defaults, modern CCPs cap both the mutualised default-fund layer and any further assessment calls.
サバイバー・ペイ(相互化)とは、清算機関自身の自己拠出金までを費消してもなお残る損失を、破綻していない参加者が拠出した清算基金で埋める段階を指します。対象になるのは有事に新たに集める資金ではなく、清算参加者になった時点であらかじめ共同で積み立てられている清算基金です。かつては、生存者が損失を上限なく事後的に分担する方式もありましたが、負担の大きさを事前に見積もれない仕組みは、損失を引き受けた参加者自身の連鎖破綻を誘発しかねません。相互化が参加者にとって受け入れ可能な仕組みであるためには、負担が及ぶ範囲をあらかじめ約束された大きさに区切り、際限のない請求から参加者を守っておくことが条件になります。
- 正式名称
- Survivors Pay
- 別表記
- 残存者負担/相互化
- 分類
- リスク管理・破綻処理
- 関連語
- Defaulter Pays、Default Waterfall、SIG/SITG、DF、Assessment、Cover-n
この語はクリアリング用語集の一項目です。柳沢 俊『デリバティブ・クリアリングのすべて』(M∀NUS PRESS)には無く、公開している稿のために足した語です。 This term is an entry in the Clearing Glossary. It is not in the first edition of Shun Yanagisawa's book (M∀NUS PRESS) and was added for a published piece.
英語の説明は、日本語の定義に合わせてこの用語集のために起こしました。The English definition was written for this glossary to match the Japanese one.
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